スクラムとカンバンの朝会の違いについて考えてみた
チームにカンバン(※開発手法としてのカンバン wikipedia)を導入し始めてみて1ヶ月半ほど経ちました。
また、研修として実施していた、1ヶ月間限定のスクラムマスター役もどうにか終えました。
ともにアジャイル開発手法の枠組みに位置づけられている二つの手法
- スクラム
- カンバン
ですが、その性質はやっぱり異なると実感しました。
どのような関係性にあるのか、次の図がわかりやすいかなと思います。 出典:Scrum, Lean, Agile, Kanban: how does it all relate?
朝会について今回話題を絞ります。
※以降持論です。
ともに15分間で実施をしていた朝会ですが、自分がスクラムマスターときと、カンバンでの朝会進行役(カンバンマスターとか、カンバントレーナーとかいう役割がカンバンで定義されていないので。。。)で問いかけ方が異なっています。
なお、コミュニケーション・情報共有を図るという目的は変わってはいません。
スクラムマスターのときの問いかけ
- 個人に注目をさせる
カンバンでの朝会進行役のときの問いかけ
- タスクに注目をさせる
この違いは何によってもたらせてれいるかというと、先にちょっと触れたそれぞれの方法の源流の違いです。
スクラムにおいては、(スクラムマスターは)チームの成長に責任を持ちます。そのため、チームとして機能するために、開発メンバーの一人ひとりが高いパフォーマンスで仕事があたっているか、それを阻害しているものは何かを考えます。
一方、カンバンにおいては、滞り無くタスクが次のワークフローに移れているかが焦点となります。そのため、それを阻害しているものは何かを知ろうと努めます。
両方のやり方を並列でやってみたからこそ強く意識したので、専任でやっている方にとっては当然の話であったかと存じます。
以上、駆け出し&両方のやり方をちょっと触れた人間の考えでしたた。