知っておくと嬉しい、ストレージの技術用語
スケールアップ型とスケールアウト型
スケールアップは、サーバーのCPUやメモリーといったハードウエアを高性能なものにして処理性能を上げる方法。一方のスケールアウトは、サーバーの数を増やすことで性能を上げる方法です。後者の場合、1台1台が高性能でなくても、大量のサーバーで同じWebサービスを動かせば処理性能を上げられます。スケールアップより構築コストが安く済む、1台くらいサーバーが停止してもWebサービスを提供し続けられる、というメリットがあります。
SPOF
Single Point of Failureのこと。
単一障害点(たんいつしょうがいてん。英: Single Point of Failure, SPOF)とは、その単一箇所が働かないと、システム全体が障害となるような箇所を指す。情報システム工学や通信、サプライチェーン・マネジメントなどの分野で使われる概念である。単一故障点と訳されることもある。
CVS
Hyper-V 2.0は、「クラスタ共有ボリューム(Cluster Shared Volume: CSV)」という特殊なボリューム・マネージャ機構をWSFCに実装した。これにより、ファイル・システムは通常のNTFSのままに、複数ホストからの同時アクセスを可能にしたのである。
NFS
概要
Network File Systemのこと。サーバ・クライアントシステムの体型であり、サーバサイドのストレージにクライアントからアクセスを行い読み書きを行うことが可能である。
仕組み
NFSプロトコルを利用した通信で行う。一般的にUDPまたはTCPの2049番ポートが利用される。サーバサイドで特定のディレクトリ領域のアクセスの許可・制限をかけ、クライアントはそのアクセスポイントに対しマウントをする。
使用例
- ファイルの共有
- フリーアドレス(どの端末でも自身の環境になる)
- ファイルの保存やバックアップ専用(耐久性の高いHD)
NFSv3/v4の違い
- ステートフルなインタラクションと権限移譲の導入
- クライアントは一時的な排他的アクサセス
- クライアント側のキャッシュ処理
などの変更がv4にあり、セキュリティー面での改善が施された。パフォーマンス的には、メリットがあまりないとの検証結果が出ている。